Voice of a graduate奨学生の声

— 後輩へのメッセージ —

女性

医学工学総合教育部
修士2年

「有意義な学生生活」

私は大学院2年の1年間、赤尾育英奨学会にお世話になりました。学部生時代は他の奨学金を借りており、アルバイトをしていました。大学院生では、研究や学会、就職活動に追われ、アルバイトをする時間がありませんでした。これを機に、奨学金を借りることを決めました。奨学生として採用が決まった後、無事に就職活動においても内定をもらい、国際学会の準備においても十分な時間をかけることができました。

大学院生は学部生より授業時間が少ないですが、自ら進んで研究や勉学に取り組まなければなりません。従って、自分が成長するためには自ら時間を作り、様々なことに挑戦することが必要不可欠です。これは学部生にも言えることだと思います。私も様々なことに挑戦してきました。学部生の時には女子サッカー部に所属し、練習の合間にはアルバイトやボランティアも行いました。大学院生では研究に力を入れ、フランスで行われた国際学会を含む5つの学会にて研究発表をさせていただきました。このように様々なことに挑戦できるのは学生時代ぐらいではないかと思います。

今後は山梨県の企業において、ものづくりの研究を行っていきます。山梨から世界へ技術を発展することができるよう、日々精進していきます。この場をお借りして、赤尾育英奨学会様に感謝申し上げます。

「大学院での生活」

大学院の2年間は、本当にあっという間です。この2年間を大変有意義なものに出来るか、そうでないかは本当に自分次第です。勉強・研究活動を精一杯することはもちろんですが、沢山の人とつながりを作ることもとても大切です。一生仲良くできる友人をつくり、社会に出てからも助けてもらえるような人物と出会いコネクションを持つことはこれからの人生の大きな糧です。

ぜひ皆さんには、有意義で素敵なキャンパスライフを送っていただきたいです。応援しています。

女性

医学工学総合教育部

男性

文学部

「後輩へのアドバイス」

大学生活も2年が終わり3年目に突入しようとしています。大学生の後輩たちに一つアドバイスをするとしたら、自分のやりたいことは全てやるということです。私は、英語の教師になるために大学に入りました。1年生の時は、授業についていくことが大変な中で、自分の学びを深めようと努力しました。それが自分のやりたいことでした。2年生になると、大学生活にも慣れてきました。そんな中で自分のやりたいことも増えてきました。

大学2年生で、私が達成したことについて書きたいと思います。私は授業の中で教授に、海外にも目を向け自分で見てくることが大切だと言われました。私は、去年の夏に台湾を訪れました。4日間という短い期間の中で学ぶことは多くてとても刺激的なものが多かったです。特に、言語文化と食文化の面では新たな発見がありました。台湾には流暢な日本語を話す人が多く、英語や中国語でやりとりをするよりも日本語を使っていました。食文化では日本では食べたことのない食べ物が多くあり、口に合わないものもありました。

私は海外を見て、新しく興味を持つ分野が多くありました。興味を持てる分野が増えるということは自分の生活がより豊かになることだと思います。そういった新しい分野に興味を持つためには機会が必要です。それが自分のやりたいことは全てやるということだと思います。私も残りの学生生活にやりたいことは全てやっていきたいと思います。

「人との出会い」

大学生活はあっという間に過ぎていきます。入学当初の記憶はまだ鮮明に覚えていますが、気がつけば私ももう3年生です。大学生活も残り半分となりました。

大学生活は、中学・高校と比べてたくさんの出会いがあります。例えばゼミ、サークル、部活、アルバイトなど所属や年齢に関係なくたくさんの人と関わることができます。入学したての頃は、友人がおらず不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、授業やゼミで多くの人と出会い、今となっては友人に囲まれて楽しい大学生活を送っています。友人たちのおかげで、毎日笑顔で楽しく過ごせています。多くの人と出会うことで、入学時と比べると私自身成長できたと感じます。人と関わることで、物事をあらゆる観点から見る力を培ったり、コミュニケーション能力を高めたりできました。これは今後の就職活動や、その後社会に出ても役に立つ一生モノの力だと思います。

人と関わることは生きていく上で避けては通れません。だからこそ、たくさんの人と会ってもっともっと様々なことを吸収していきたいです。それは自分にとってとてもプラスになることだと思います。残りの大学生活をより充実させるため、たくさんの人と関わっていきたいです。

女性

法学部
3年

女性

文学部
2年

「知識・情報だけでは得られなかったこと」

大学入学後、私の見る世界は一気に広がりました。様々な分野に精通した先生方や、様々な道があることを行動で示してくださる先輩方、自分とは異なる視点を持ち刺激し合える同学年の友人たちや後輩との出会い。大学内の関係に加え、地域の人々や海外で出会った人々との交流により、二年前の高校時代には思い描けなかった日々を送っています。

以前は、大学とは「色々な知識を得て考えが広がる場所」としか思っていませんでした。それは間違ってはいませんでしたが、さらに多くのものを得られる場所だったのです。年齢、性別、国籍にとらわれず目標を持つ人々との交流が、私に大きな影響を与えてくれました。特に留学生との交流からは日々新たな視点を発見していきました。私自身と情報と実態との間には様々なギャップがあることを実感したのです。

さらにそのギャップは実際に海外へ行くことにより大きなものになりました。例えば、中国では私が日本人とわかっても現地の人は良くしてくれ、東南アジアではスーパーマーケット内の商品に日本語がいくつも見られました。他にも日本にはない習慣が日常的に行われている光景がいくつもありました。中には大学の講義で紹介されていた文化もありました。

このような現状に直面する度に考えるのは、自分がいかにその地の“生活”に無関心なのかということです。海外への視点は逆に国内事情を再度認識するきっかけとなりました。

「努力することの大切さと感謝の気持ち」

4年間、赤尾育英奨学会にお世話になり無事卒業することができました。

私の家は母子家庭で経済的に余裕がありませんでした。しかし赤尾育英奨学会の奨学生になれたことで、サークル活動や友人との旅行に行くことができ、大学生活の大切な思い出を作ることができました。

奨学生になったことで勉強への取り組みに強い責任感を持つようになりました。毎日の予習、復習を欠かさず、講義にも休まず出席しました。その努力が結果として現れたときはとてもうれしかったです。私は赤尾育英奨学会を含め、多くの方の支えがあったから無事卒業できました。本当に感謝しています。これからは社会人として地域に貢献していく形で恩返ししたいと考えています。

男性

甲府信用金庫
勤務

女性

教育人間科学部
4年

「世界を広げるために」

「思い切ってやってみる」このことを頑張って何度も試してきたことが私の大学生活であったと思います。本来、何か気になることを行動に移すということが苦手だった私は、与えられたことをこなすという姿勢の多い学生だったと思います。けれども大学というより自由な環境の中で、自分の漠然とした進路を決めるためにも、とにかく気になることに挑戦してみるという姿勢こそが大切であったと感じています。

私の場合はそれを実践した結果、おもしろいサークルで素敵な人々に出会い、関連した異文化交流という分野から青年交流事業に参加することもでき、その参加経験からさらに別の交流事業の企画に携わらせてもらえることになったり、青年リーダーとして関わったりと世界がぐんと広がりました。ずっと希望してきた交換留学プログラムへの参加も果たし、自分の専門分野の知識と技能を深めることにもつながったと確信しています。

これらの経験をするたびにいつも感じたのは「がんばってみて本当に良かった」ということです。全てが成功に終わったわけではありませんでしたが、うまくいかなかったときも発想を変えれば、何が自分に向いているのかいないのか、何が自分に足りないのかということを気づかせてくれる貴重な体験であったのだと思えましたし、そういった経験こそが自己分析や進路について大きな指針を与えてくれました。

気になることがあれば、どんなことでもその先のおもしろさを信じて、調べたり、人に話を聞いたり、思い切って応募してみたり、関わってみたり、行動に移してみてほしいです。予想もしなかった発見や出会いが必ず待っていると思います。

「将来の夢について」

私は将来、保育士になりたいと考えています。赤尾育英奨学会の奨学生にしていただけたことで、アルバイトの時間を短縮し、その時間を大学のサークル活動や、勉強時間にあてることができました。この2年間、特に印象に残っていることは初めての実習である保育所実習です。大学に入学して初めて実習というものを経験しました。

保育所実習をするにあたり、実習目標を掲げて取り組みました。保育者は子供たちの生活の流れを妨げることなく、次の活動に移り、園庭では幅広い年齢の子供たちが一緒に遊んでいるため、どこにいるのか、何をして遊んでいるのかなどを把握し、安全に楽しく遊べるようにし環境づくりのために配慮を欠かさずに行っていました。

また子供たちと関わるうちに、楽しいねと子供たちと共感しあうことで子供たちとの信頼関係が深まり、子供たちの内面など、様々なことが見えてきました。子供たちの前で、パネルシアターも演じてさせていただき、一緒に楽しい時間を過ごすことができました。練習してきた成果が出たと同時に、練習することの大切さをあらためて実感しました。目標を持って取り組み、自分から子供たちや保育者に積極的に関わっていくことで、多くの学びを得ることができました。子供たちの生きる力にたくさんのパワーをもらいました。これからも将来の夢に向かって学びを深め、挑戦し続けていきたいと思います。

女性

仏教学部
3年